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エビデンスに基づいた健康情報

栄養素と病気予防

栄養素のお話ー亜鉛
2022-07-16
オススメ
 JAMAはjastの教育機関として産声上げて以来、学びを愛する皆さまとともにあります。JAMAのロゴは“らいちょう”。 アルプスなどの高山に棲むらいちょうは山岳信仰の一環として神の鳥とも言われています。そのライチョウも絶滅危惧種に名を連ねていますが、人工ふ化に成功したとの嬉しいニュースを近年耳にするようになりました。

らいちょうは一夫一婦制で互いに労りあいながら、生涯連れ添うそうです。高地の寒さや強風など決して穏やかな環境下ではありませんが、世代を繋いでいく命の輝きにJAMAも学ばなくてはならないことが多くありそうです。

私たち自身、親や子の世代の命を輝かせる健康に免疫は欠かせません。私たちの身体を疫から守る免疫システムは腸を始めとして身体中に張り巡らされていますが、今回は「胸腺」にスポットライトを当ててみましょう。
胸腺は胸の真ん中あたりにある臓器で、思春期頃を境にドンドン萎縮していき、40歳ころにもなるとレントゲンなどでは見つけられなくなるため、最も老化が早い器官と言われています。

 胸腺は敵と味方を見分けて敵を攻撃する指令を出すT細胞を日々作る役割を担っていますので、老化が心配ですが、胸腺が退縮しても成人になれば十分なT細胞のプールができるため、免疫活動に極度の不具合が出ることはないそうです。ただ、米国国立老化研究所の研究によれば70歳代でのインフルエンザによる死亡率は10歳代の35倍にも上るそうです。
胸腺の萎縮は感染症に脆弱になるため、コロナ禍で高齢者のリスクが高いと言われるのもそうしたことが原因の一端にあるようです。けれど、この説を覆したのが亜鉛です。(佐藤富雄先生著作より)
たとえ
超高齢者であっても亜鉛は胸腺の機能を回復させ、免疫機能の低下を抑制し、改善することができるとの研究報告がイタリアやフランスなどから相次いで出されています。

亜鉛に関して興味深い報告があります。
高齢になると血中アルブミン(年齢とともに減少する血中のタンパク質)濃度が殆どの方で減少しますが、亜鉛の補充によってこの濃度が上昇したとのことです。因みにアルブミン濃度が高い方ほど長寿と相関関係があるため、極論すれば亜鉛によって長寿が実現する可能性が指摘されているのです。

亜鉛はまた、高い抗酸化力を持っています。
亜鉛欠乏はフリーラジカルの活動を活発にし、老化による視力低下や生殖能力の低下、がんや脳障害、味覚障害などの原因となるとも伝えられています。

 手前味噌となりますが、jastでご提供しております髪や肌のためのプレタポルテ
「芽髪」の主成分は亜鉛です。亜鉛は髪や爪の主成分であるケラチンを作るための必須のミネラルです。これまで、多くの方から芽髪を利用して髪がしっかりしてきた、育毛ができた、肌に艶や出たなどのお褒めのお言葉を賜っております。亜鉛によって外見も中味も若々しく健やかに暮らす一助となることを願っております。
 
芽髪