栄養素と病気予防
栄養素のお話ータンパク質・アミノ酸
2022-04-02
チェック
「ウクライナ人ってどんな人?」と訊かれて、ウクライナで報道に当たっているジャーナリストは答えました。
「ウクライナ人は自国と世界の平和と自由のために命がけで戦っている人たちです。」
”戦争は両方が悪い”とか”中立であるべき”といった議論もありますが、国際政治学者で慶応義塾大学法学部教授の細谷雄一氏のツイートをご参考になさるのも、侵略を考える上で参考になるかもしれません。深く考えてみようと思われる場合にはハフポスト日本版2022/3/30で全文をお読みいただけます。また、細谷先生のツイッターをお読みにある場合にはURLをクリックしてご覧ください。
日本では報道を目にして平然としていられる方は少ないと思われます。コロナ禍とも相まって強いストレスを感じておられるかたも多いでしょう。強いストレスは身体に大きな負荷をかけます。生命の機能は実に緻密に設計されているだけでなく、環境の変化によっても微妙に揺らぐ繊細さを兼ね備えていますので、どんなAIでも生命の機能を凌駕することは難しいでしょう。そんなことを聞くと、身体を健やかな状態に保つのはさぞ難しいのではないかと思いがちですが、決してそうではありません。
私たちの身体(ヒトだけでなく地球に暮らす全ての生命体)は食べて消化した栄養素で成り立っています。つまり、どんな栄養素を摂り入れるか、そして消化管でその栄養素を適切に消化できるか、だけが健やかに生きるメソッドなのです。近年の腸活ブームもその一環です。では、どんな栄養素が必要なのでしょうか?このコーナーではしばらく連続して栄養素のお話をお届したいと思います。
最初に身体の土台づくりを考えてみましょう。しっかりした土台に必要なのはタンパク質ーアミノ酸です。まず、必要量のアミノ酸が摂れているか、食事のメニューをみてみましょう。
お肉をいっぱい食べているから大丈夫と思われるかもしれませんが、身体が必要としているタンパク質には多様性が必要です。(森林でも生物でも多様性が求められるのと同じです。)
また、赤身のお肉などを過剰に摂る食生活は心臓疾患などのリスクに繋がります。トレーニングなどでプロティンサプリメントをたくさん飲んでいるから大丈夫と考える方もおられるかもしれませんが、プロティンに含まれるアミノ酸のバランスと製造方法にも注意が必要です。(米国では粗悪なプロティンの過剰摂取による健康被害に対して注意勧告が出ています。)
お肉やお魚、大豆など植物性タンパク質を彩り豊かに食卓に並べる工夫は、考える力を養う脳活にも繋がり、一石二鳥です。「全てをバランス良く」が難しい方には、身体が必要とするL-アミノ酸が全て含まれ、安全な製法で製造されているアミノ酸サプリメントに頼り、ストレスにも強い身体の土台を作っていくのもよいでしょう。