老化の一因が乾燥にあることを前回簡単にお話いたしました。では、乾燥を防ぐにはどうしたらよいのでしょう？
　
　漢方では老化は腎臓の力が弱まることを指す“腎虚”と呼び、老化と腎臓の働きが切っても切れないことを伝えています。石原結實先生によれば、老化を止めるには腎臓の働きを活性化し、体内に溜まった水をどんどん出すことが大切なステップだそうです。

　概ね腎臓の力が低下すると足のむくみや膝の痛みなど下半身の不具合が現れやすくなるそうです。つまり、細胞に吸収されずに余った水分が重力の関係で下へ落ちていき、お臍のあたりに溜まります。するとそこに位置するのが腎臓、泌尿器、生殖器など漢方で“腎”に当たるのです。余分な水分を排泄する腎が冷やされれば、腎機能は低下の一途を辿るのです。

　これ以上腎機能を低下させずに老化にストップをかけるために石原先生お薦めの特効ドリンクをご紹介しておきましょう。早ければ飲んだその日に効果が実感できるそうです。
　
【生姜紅茶】
　紅茶にすり下ろした生姜を入れてはちみつや黒砂糖を適量入れます。ご自身が美味しいと感じる程度でどうぞ。忙しい方の場合、生姜の摺りおろしは個包の冷凍もあります。
　
【リンゴ、ニンジン・塩ジュース】
　リンゴ1個、ニンジン2本をできれば皮ごとジューサーにかけ、できたジュースにご自身が美味しいと感じる適量の塩を加えて噛むようにお飲みください。
　
　ご自身が続けられると感じる方法をご利用になり、身体の乾燥にストップをかけましょう。