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今月のお知らせ

2022年8月 epi(エピ)-通信

「上手にお酒と付き合うには」

 
 JAMAではお酒と健康についてこれまでたびたび取り上げ、肝臓へのリスクなどをお伝えしてまいりました。それでも適量のお酒は百薬の長と、晩酌をこよなく愛するかたにとっての節酒は、かなりの決意を要することだと思います。今回のらいちょうの学びではアルコールと脳、女性特有のアルコールのリスクについて、さらに学びを深めました。今回のご参加者のなかには、飲酒量を調節するメリットが理解できたので、自然にお酒を控えることができています、こんなことは人生初です!と仰るかたもおられまして、ビヘイビア・ヘルスの一歩につながったようです。
アルコールと脳 大切な脳には、有害な物質を通さない関所としての血液脳関門があります。しかし、アルコールはこの関所を簡単に通過して理性を司る前頭葉→記憶を司る海馬→運動機能を司る小脳の順番に影響を与えます。お酒を飲むと気持ちが大きくなり、カバンを置き忘れ、千鳥足で座り込む人の姿を思い浮かべれば、なるほどこの順番かと納得ですね。今回のテキストで紹介された英・オックスフォード大学の研究報告によれば、飲酒は適量でも海馬萎縮のリスクが3倍に上昇するそうです。飲酒が認知症につながるの?と心配になりますが、そこは大丈夫。アルツハイマー型認知症をはじめ様々な認知症と、アルコールによる脳の萎縮には違いがあるそうです。脳を桜の木に喩えれば、アルツハイマー型認知症などでは木の幹が空洞化し、花が咲かなくなった状態、一方でアルコールによる脳の萎縮は小枝が無くなった程度で、桜の花は問題なく咲く状態だそうです。ですからアルコールによる萎縮があっても、脳の基本的な機能に問題は起こらないと考えられます。ほっとしましたね。 
●女性特有のリスク 女性は男性よりもアルコールの分解速度が遅いため、特に乳がんと骨折に注意しましょう。飲酒は乳がんのリスクを高め、国立がん研究センターの13年間にわたる疫学調査でも、飲酒量が多いと乳がんリスクが高くなることが確認されています。また、お酒を飲むと顔が赤くなる“フラッシャー”のかたは、毒性の強いアセトアルデヒドが骨をつくる骨芽細胞の成長を妨げるため骨粗しょう症や骨折(リスクは2.5倍)という報告もあります。
●飲酒量のボーダーライン 総死亡率が最も低いアルコールの摂取量は100g/週。これはビール(500ml)5本/缶チューハイ(350ml)5本/グラスワイン(100ml)10杯/日本酒(180ml)5合に相当します。休肝日を設けて週単位のアルコール摂取量を守るようにしましょう。お酒とともに水を飲み、血中アルコール濃度の急上昇を防ぐこと、肝臓でのアルコール分解を促すたんぱく質、ビタミンB群を積極的に摂ることも大切です。冷ややっこ、枝豆、かつおやまぐろのお刺身などがお薦め。

鼻や喉のガードに

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 咳や鼻水、喉の痛みなど、この時期、特に気をつけたいですね。伝統医学で長年利用されてきた“薬用キノコ”にはβグルカンという成分が含まれており、免疫系を強力にサポートし、微生物に対する防御機能があることが知られています。小さなカプセルで飲みやすいです。  
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