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健康トピックス

栄養と生活

四ツ目かもしか出現!
2021-06-12
  数年前のことですが、軽井沢から東京に戻る道すがら、山側の路肩に一頭のかもしかの姿を見つけました。その姿があまりにも堂々と、神々しく、スタジオジブリの「もののけ姫」に登場した森の神様を思い起こしました。ニュースで宮城県のとあるお寺の裏に四ツ目のかもしかが現れた、と聞いたのは一昨日のことです。専門家によれば、眼下腺と呼ばれる分泌物を出す腺が大きく発達してまるで目のように見えたのでしょう、とのことでしたが、そのお寺の副住職の方が「神様のみ使い」と語っておられました。今の時期、専門家でない私はせめて神様のみ使いであったと思いたいのです。

 私たちは古来より自然にある生命に多くの神性を見出してきました。オオカミ、熊、猿、トラやライオン、豹、林立する大樹や小さな花や昆虫、そして雄大な景色そのものと数え上げればきりがありません。特に太陽や月、雨、風、雷など私たちが恩恵を被りながらも、一方で大きな災害をもたらす自然の営みは古代の人々だけでなく、現代に生きる私たちも畏れと憧れを感じながら生きていると思います。私たち日本人は自然をともに生きる存在として受け入れてきたのです。日本各地でしめ縄が張られた大木や岩を目にすることができます。こうした自然物にも神が宿っていると感じることができた人々が命を繋いできたのでしょう。

 ヨーロッパ文化の源流とも言えるアイルランドのケルトでも、あるいは世界各地の古代文明でも太陽や大地をはじめ、あらゆる生命に霊性を見出して謙虚に向き合ってきました。今、コロナ禍にあって、政治の世界では荒々しい力で他者を支配しようとしたり、逆に無力ゆえに社会全体が荒廃したりしている現状を報道などで目にしたり、耳にしたりするたびに、絶望感に囚われるのは私だけでしょうか?せめてもう一度、自分自身と向き合い謙虚であることの意味を考え直したいと思う今日この頃です。 
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