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健康トピックス

栄養と生活

老化を進めるとされる「糖化」の対策
2021-11-06
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 秋の夜長を楽しめる季節を迎えました。紅葉酒という言葉をお聞きになったことがおありでしょうか。色づき落葉したもみじを盃に浮べてゆったりとお酒を嗜む様を指した季語にも利用される日本独特の風流です。

 お酒は古くから世界的に愛されている嗜好品で、百薬の長とも言われていますが、肝臓をご心配になられる向きもあるように、度を超すと身体にダメージを与えることがあります。特に、お酒を飲むとすぐに顔が赤くなる方の場合、体内での糖化が進みやすいと報告されています。

 酸化は聞いたことがあるけれど、糖化って何?と思われるかもしれません。糖化は酸化と並んで、ヒトの老化を進める原因とされています。糖化をザックリとご説明すれば一言、身体の中の”焦げ”です。ホットケーキのきつね色の部分は砂糖や牛乳、小麦粉、バターなどが糖化したー焦げた状態で、つまり糖化とは身体の中にある余分な糖がタンパク質と結びつき、その状態が続くと最終糖化産物AGE's(jastで取り組んでおりますSDG'sとお間違え無きよう)となり、シミや皺など肌の老化を始め、血管や内臓、関節など全身の機能を低下させ、疾患の原因となるだけでなく、最近では認知症との関連まで指摘されています。糖化の流れは糖から生成されたアルデヒドと呼ばれる物質がタンパク質と結合することで進行します。

 糖化は検診などでは指摘されることはありません。では、身体の中の糖化の進み具合を知ることができる目安などがあるのでしょうか?糖化の根源ともいえるアルデヒドの脅威に最も晒されるのが食後、つまり食後高血糖です。食事のあと1時間程度で強い眠気が襲ってくる場合などは糖化が進んでいるサインです。また、満腹したにも関わらず2時間後くらいで空腹感に襲われる場合には低血糖となっている可能性があります。この2点を纏めれば、食事と相前後して血糖値の乱高下が起こっていると考えられ、この状態を繰り返せば、糖化は限りなく進んでいく可能性が考えられます。

 そこで糖化対策を始めましょう。
①食後高血糖を避けるために野菜先食べを原則といたしまし
 ょう。
②お仕事中の昼食は簡単におにぎりなどで済ませる方も多い
 かもしれませんが、こうした炭水化物のかたまり喰いは避
 けましょう。できれば、サラダなどを利用し、それも難し
 い場合には少しお酢をかけることで糖化対策となるそうで
 す。

 因みに同志社大学の研究報告では白米と牛丼では、牛丼のほうが糖化を抑制できるそうです。但し、コレステロールなどを視野に入れると選択が少々難しいですね。日本では食後にお茶を飲む習慣があり、お茶に含まれるポリフェノールには糖化抑制効果があるそうですので、食後の日本茶は望ましい習慣です。もともと、ポリフェノール(野菜、果物全般に含まれています)は糖化対策としても酸化対策としても重要な栄養素です。飲酒・喫煙・睡眠不足には糖化促進作用があることも覚えておいていただきたいと思います。糖化研究はまだ道半ばだそうで、研究者によれば、極端に偏った食事(油物だけ、ケーキなどお菓子だけなど)でなければ、過度に気にする必要はないそうですが、やはり意識して生活したいものです。

 11月28日の予防医学研究会では「なぜ太る、なぜ痩せる」をテーマに遠藤雄三先生が分かりやすく糖化のお話を皆さまにお伝えくださいますので、ご興味がおありの方はぜひご出席くださいませ。

白玉の歯に沁みとおる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり  ー若山牧水
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