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エビデンスに基づいた健康情報

栄養素と病気予防

夏場でもビタミンDを補給しましょう!
2025-07-09
オススメ
今夏は梅雨入りの頃から強い紫外線が容赦なく降り注ぎ、日焼け止めが手放せません。 
紫外線を浴びることで皮膚でもつくられるビタミンDは、とても重要な脂溶性ビタミンです。
ちなみに、日焼け止めを塗っていても、紫外線を浴びる機会があれば、 血中25(OH)D濃度(ビタミンDの血中濃度)に影響はないそうです。

大阪公立大学大学院生活科学研究科桒原晶子(くわばらあきこ)教授のお話を纏めてみました。 

ビタミンDが骨や筋肉に有用に働くことは知られていますが、ビタミンDの受容体は身体の各組織にあるため、骨や筋肉以外に対する作用も多彩です。
例えば、動脈硬化、高血圧、糖尿病、メタボリックシンドロームなど生活習慣病との関連が指摘されています。

また、コロナ禍の時には、血中ビタミンD濃度が欠乏すると症状が重篤化しやすいことが判明しました。
新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなどの感染症リスクを減らす観点でも数々の研究報告が挙げられています。

つまり、ビタミンDは健康維持のためのマルチプレーヤーなのです。
研究書の中には、ビタミンDは神のビタミンとの表現もみられます。

ところが、
日本人で血中ビタミンD濃度が充足されている割合は僅か8%に過ぎません。
ちなみに東京都だけの調査ではなんと98%が不足だったそうです。

特に若い層では血中濃度の低さが目立っています。
また、高齢者はフレイル・サルコペニア予防の観点からもビタミンDは不可欠ですが、血中ビタミンD欠乏症(単純に不足ということではありません)と判断される方が約40%とのことです。

ビタミンDは、日光に当たることにより皮膚で生成されるほか、鮭などの魚類、キノコ類、卵、乳製品などに含まれています。

忙しい現代人にとっては常に日光を浴びて有用な食材を必要量利用することは案外容易ではありません。

また、室内での作業が多い仕事や、熱中症や皮膚がん予防の観点から考えれば、全体的に紫外線を浴びる機会自体が少なくても仕方ないかもしれません。
 
以前は窓から差し込む光でも紫外線を取り入れることが可能だったようですが、技術革新に伴い90%以上の窓は紫外線カットとなっているそうですので、窓越しに紫外線を浴びるのも難しいかもしれません。

これまで、紫外線の弱くなる秋・冬にビタミンDサプリメントを推奨しておりましたが、総合的に考えて、夏場にもビタミンDサプリメントがお薦めです。
食材と併せてビタミンDが充足するように心がけたいものですね。

どのようなサプリメントを選んだらよいのか、お悩みのかたはお気軽にご相談ください。 こちら!